サービス対応事例 – 西東京市の作業内容のご紹介

サイトにお越し頂きありがとうございます。店長の内藤と申します。こちらでは、私たちが西東京市の部屋で体験したそれぞれの出来事と、ご相談事例をご紹介します。

整理を進めようとお考えの皆様が、今後どのような方向性で進められるか、ご参考いただければと思いまして事例としてご紹介しています。

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後見人の方からの依頼・ご高齢者の部屋・生前の荷物整理

各3つの事例をご紹介します。

それぞれ異なる背景や事情を持つお客様の事例から、部屋の片付けや生前に荷物を片付ける際の注意すべき点や効果的な進め方について具体的にご紹介します。

1件目は、士業の方からの依頼で行った家財と不用品片付けの事例です。行政書士や司法書士の方からの依頼が増えている中で、今回は生涯独身で亡くなられた60代の方の戸建ての整理を行いました。
最後に残された「位牌」の扱いについて、ご相談を受けて慎重に対応しました。

2件目は、96歳で亡くなられた母親の部屋の片付け依頼です。実家には多くの思い出の品々や古い電化製品がありました。
50年以上前の電化製品や大量の乾電池など、昔の生活を垣間見ることができる整理でした。

3件目は、余命宣告を受けた50代の奥さんからの生前整理の依頼です。最後の外出となる1日を使い、自分の洋服を整理することでご主人に迷惑をかけたくないという強い思いがありました。お客様の心の整理に立ち会うことになりました。

それでは、これらの具体的な事例を通じて、それぞれの整理の流れや注意点を詳しくご紹介します。

後見人の方からのご依頼 】
最近、後見人の方からの整理依頼が増えています。行政書士や司法書士の方からの依頼が多く、亡くなった方の多くはひとり暮らしで、周囲に頼れる人がいない場合が多いです。

今回は、生涯独身だった60代の方が病院で亡くなり、士業の方から戸建ての部屋の整理を引き受けました。

ひばりが丘駅近くの現場

現場はひばりが丘駅に近く依頼をいただいたのは、亡くなった方の後見人を務めていた司法書士の方でした。亡くなった方と生前に信頼関係が深かったようです。

当日、司法書士の方から伝えられた現地に伺うと、静かで落ち着いた雰囲気の一軒家でした。亡くなった方の家の中には、思い出の品々がたくさん詰まっていました。

後見人の方も、実際に部屋の奥まで入ったことがなかったので、どれくらいの処分量があるのが分からなかったようでした。

部屋を見渡すと、着物や多くの物が整然と置かれていましたが、特に目を引いたのは位牌でした。現場では、仏壇がよくありますが、身寄りがない方の「位牌」でしたので、どう扱うか士業の方と現場で話しました。

遺品整理の部屋

後見人の人も、生前亡くなった方と綿密に打ち合わせをしていたようですが、「まさか、位牌があるとは思ってもいなかったようです。」

店長をしているわたしも、お仏壇のことはよく相談を受けますが、位牌に関しては初めてでしたので調べることにしました。

菩提寺が分からないため、どこかと思っている矢先に、お墓を手配していた霊園に聞いてみたらいいのではないかと思い、後見人の方に伝えました。
すると霊園の担当者に連絡を取り、位牌の取り扱いについて相談し、丁寧に対応していただけることを確認しました。

最後は「内藤さん、位牌の取り扱いがあるとは私は予想していませんでした。」と言われたので、私も初めてですと正直に伝えました。

今回の事例では、お客様の大切な位牌を適切に処理し、無事に完了することができました。これからも、お客様の思いとご相談に丁寧に対応してまいります。

ご高齢者の方の部屋 】
96歳で亡くなられたお母様の部屋のご相談がありました。お母様は長年この家で過ごされ、多くの思い出が詰まった場所でした。
実家には本当に大量な荷物があり、作業を始める前に全体を見渡しただけで、その量に圧倒されるほどでした。

家の中に入ると、昔ながらの家具や家電製品が目に飛び込んできました。特に目を引いたのは、50年以上前の電化製品です。古びたラジオやテレビ、懐かしい形の炊飯器など、今では見かけることの少ないものばかりでした。

昔の古い電化製品

おそらく、お母様が大切に使っていたものでしょう。その一つ一つに触れるたびに、当時の生活の様子が思い浮かびました。

さらに、家の中には買いだめとも思われる乾電池が段ボールに詰められていました。その数なんと60個以上。これほど大量に買いだめしていたのは、きっと買い物が難しくなった時期に備えてのことでしょう。

お母様が元気なうちに少しずつ買い揃えたものであることが想像できました。ただ、もしかすると買った電池を忘れていたようにも感じました。

また、ご高齢者の方でよく見られるのは、トイレットペーパーなどの生活必需品を大量に買いだめしているケースです。

私たちが現場で実感するのは、これは単なる日常の消費ではなく、災害時や緊急時に備えるためのストックであることが多いように思います。

特に一人暮らしの高齢者の方々は、体力や外出の機会が減る中で、必要な物を常に手元に置いておくことで安心感を得ているようです。
そのため、部屋を片付ける際には、大量のトイレットペーパーや日用品が見つかることがよくあります。

これらの品々は、お客様の生活の一部として大切に保管されていたものですので、その意図を尊重しながら整理を進めることが求められます。

乾電池については、適切に処分するための処分方法をご説明し、環境に配慮した方法で処理することにしました。

乾電池

部屋の一角には、お母様が大切にしていた写真や手紙が詰まった箱がありました。古いアルバムを開くと、若かりし頃のお母様の笑顔や、家族で過ごした楽しい時間が写し出されています。
その写真を見た次女の方は「母の若いときは、こんな様子だったんですね。」としみじみと話されてました。

作業が終わる頃には、部屋の中はすっきりと片付きましたが、お母様の思いが残っている気がしました。遺品整理は、単なる物の片付けではなく、故人の人生や思い出に触れる大切な作業であることを改めて実感しました。

ご依頼主様からも「これでようやく母の遺品を整理できました。」といただき、私たちも心温まる気持ちになりました。

生前に荷物を整理した主婦の方 】
本当に印象に残っている作業があります。余命宣告を受けた50代の主婦の方からのご依頼でした。

お客様は入院していた大学病院から1日だけの退院許可が出ましたが、それが最後の外出になることを知っていました。この限られた時間の中で、自分の身の回りの整理をしたいという強い思いを持っていました。

お客様は「母親の部屋の整理をしたときに、母の洋服を見るのが辛かった」と話していました。そのため、自分の荷物の片付けを家族に任せるのではなく、自分で行いたいという思いがありました。

特に、ご主人に迷惑をかけたくないという気持ちが強く、自分の洋服を整理することに決めたのです。

当日、私たちはお客様のご自宅に伺いました。
お客様はご主人が気を使って、会社に行っている間に作業を進めたいとのことでした。お客様のご希望に沿って、一つ一つの洋服を丁寧に取り出し、思い出を振り返りながら整理しました。

その過程で、お客様は何かふっきれた様子で、衣類を取り出していました。

生前整理洋服

私が不要なものは床に置いて頂ければ、段ボールに入れるのは私たちが行いますとお伝えしました。

作業中に、「これは、ずいぶん昔によく着ていた洋服です。懐かしいですね。」と、お客様がしみじみと語る場面もありました。その言葉に私たちも胸が熱くなりました。

回収を終えた後、お客様は「これで少しでも主人に迷惑をかけずに済むでしょうか」と微笑みました。その笑顔には、すべての整理し終えた安堵感が感じられました。

お客様のご主人が帰宅した際、「今日は本当にありがとう」と深く感謝の言葉を述べてくださいました。その瞬間、私たちも今日の作業の意義を改めて感じることができました。

お客様事例からの当社サービス】
今回は、3つの事例をご紹介しました。

1件目は、士業の方からの家財と不用品の整理の依頼でした。生涯独身だった60代のお客様が病院で亡くなり、後見人を務める行政書士の方から依頼を受けました。戸建て住宅の作業を進める中で、位牌が見つかり、菩提寺がないため、霊園での対応を確認しました。

2件目は、96歳で亡くなられた母親の部屋の整理でした。実家には大量の荷物があり、50年以上前の電化製品や買いだめされた乾電池などが見つかりました。これらの品々には、母親が長年にわたり大切にしてきた思い出が詰まっていました。荷物の整理を通じて、お客様の思い出を丁寧に扱うことの大切さを実感しました。

3件目は、生前整理の依頼です。余命宣告を受けた50代のお客様が、入院中の大学病院から1日だけの退院許可を受けた際のご相談でした。

以前、亡くなった母親の洋服を捨てる際に辛い経験をしたことから、ご主人に迷惑をかけないように、自分の洋服を処分することを決めました。その日、ご主人は会社に行き、お客様は一人で思い出の品々を整理しました。最後に見せたお客様の笑顔が印象的でした。

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これらのご相談事例を通じて、当社はお客様の気持ちに寄り添いながら、安心して任せられるサービスを提供しております。お困りごとがありましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。

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