遺品整理や実家の片付けを進める中で、家族が気づかなかった隠れた「財産」が見つかることがあります。
主婦の方が、将来のために家の中にこっそりと置いていたことも少なくありません。
埼玉県さいたま市の遺品整理業者として、2150件以上の現場を経験してきた中で、見つかりやすい場所とその特徴をお伝えします。
こちらのサイトは、「主婦の方のへそくり場所」に関する知識を提供することを主目的としていません。
実家の片付け及び遺品整理を行う際に、見落としがちなポイントについて知っておいて頂きたいことを目的としています。
銀行口座が多い理由とは?
主婦が持つ中で、一番多いのは「自分名義の銀行口座」と言われいます。そのため、遺品整理や実家の片付けを行う際には、家の外にある存在に注意が必要です。
特に銀行預金は、家の中に直接現金を隠さずに安全に保管する方法として主婦の間で広く利用されています。
実際に多くの遺品整理現場で、故人が利用していた銀行口座やその手掛かりが見つかることがあります。例えば、金融機関からの通知や取引明細、通帳、キャッシュカードなどがその手掛かりになります。
以下が銀行口座が多い理由です。
1. 安全性
銀行口座は、預金保険制度によって預金1,000万円までが保証されています。たとえ銀行が破綻しても、預金は保護されるため、主婦にとって非常に安心感があります。また、現金と異なり、盗難や紛失のリスクが少なく、管理が容易です。このような高い安全性が、銀行口座が選ばれる大きな理由となっています。
2. 使いやすさ
銀行口座があれば、ATMやインターネットバンキングで簡単に預金や引き出しができます。必要な時にすぐに使えるため、ちょっとしたお小遣いや臨時出費の予備費としても非常に便利です。また、インターネットバンキングの普及により、自宅からでも24時間いつでも口座の管理ができるため、忙しい主婦にとって非常に使い勝手が良いです。
3. 隠しやすさ
通帳やキャッシュカードを管理すれば、家族にわからずに貯めることができます。近年では、インターネットバンキングのみで利用できる口座も増えており、物理的な通帳やカードを持たずに済むため、さらに分かりにくくなっています。
次に多いのは台所周辺
台所は主婦が置いてある場所として非常に多いです。
台所は、主婦が日常的に使う場所なので、隠し場所として選ばれることが多く、普段は見過ごしがちな場所に隠されていることがよくあります。
例えば、食器棚のなかや古い食器の中に封筒や小箱が隠されているケースがあります。
これらの場所は普段から頻繁に開け閉めすることが少ないため、秘密の場所としても適しています。
また、キッチンの引き出しの奥もよく見落とされがちな場所です。引き出しの一番奥に封筒や小箱を置くことで、普段使う際には目に触れないため安全です。
台所の中でも特に見落とされがちなのが米櫃です。米櫃の底や米の中に小さな容器を入れて、その中に現金や貴金属を隠すケースがあります。
米櫃は普段から頻繁に開け閉めすることが少なく、また重たいことから中を確認する機会が少ないため、置いておくのに適しているからだと思います。
(※イメージ画像です。出典 写真AC)
このように、台所には多くの隠し場所が存在します。実家の片付けや遺品整理の際には、これらの場所を丁寧に確認するようにしてください。
床下収納にもご注意!
戸建ての場合は、床下収納があるお宅が多いです。実家を売却する際には家の中の荷物を全て片付ける必要があるので、私たちは業者として、床下収納部分も必ず撤去します。
すると以外にも、床下収納庫に置かれていたものを処分する際に、現金が出てくることがあります。多いのは新聞紙の下に引いた封筒などです。
意外と多い、玄関の靴箱内
玄関の靴箱も、意外と多いので注意が必要です。
遺品整理の現場でわかったことは、普段使わない靴の中や靴箱の奥に、現金封筒が隠されているケースが多いということです。
おそらく、靴の中に現金を隠すことで、すぐに取り出せる利便性もあると思います。
また、靴の中敷きの下に封筒を入れることで、見つけにくくすることもあります。さらに、靴箱の奥や棚の裏側などもチェックが必要です。これらの場所は普段から手を入れることが少ないため、遺品整理の現場でお金が発見されることがあります。
そのため、実家の片付けや遺品整理の際には、靴箱全体を確認し、普段は見過ごしがちな場所にも注意を払うようにしてください。
鏡の裏と古い家電の中
また、意外と見過ごされがちな場所に、鏡の裏や古い家電の中があります。
これらの場所は普段から頻繁に触れることが少なく、また、一見して隠し場所として想像しにくいことから、非常に効果的な隠し場所となっています。
鏡の裏
鏡の裏は、隠すのに適した場所の一つです。特に、大きな鏡や壁に取り付けられた鏡は、簡単に動かすことができないため、その裏に隠し場所を設けることが一般的です。
例えば、鏡の裏側に小さな封筒を貼り付けたり、鏡の枠に小さなポケットを取り付けたりすることで、現金や貴重品を安全に保管することができます。
古い家電の中
古い家電も、隠し場所として利用されることがあります。
特に、冷蔵庫の一番上や使わなくなったなかに、収納代わりに、預金通帳や現金が入っていたケースを遺品整理の現場で見たこともあります。
鏡の裏や古い家電は、一見して隠し場所として想像しにくいため、しっかりとチェックすることで見落としがちなへそくりを発見する可能性があります。
まとめ
如何でしたでしょうか。今回ご紹介したクローゼット・タンスなどの隠し場所も含め、主婦が隠す場所についてお伝えしました。
このサイトは冒頭でも申し上げた通り、へそくりの隠し場所に焦点を当てているのではなく、実家の片付けや遺品整理の際に、一般の方が見落としやすい要素をお伝えすることを目的としています。
また、一言お伝えすると防犯的なこともありますので、全てではありません。ただ、時々、ニュースで粗大ゴミ置き場やゴミの収集所から現金が見つかる事例がありますが、これは家具などに入ったままの「お金」が、捨てられてしまうことにも関連します。
そういったことを防ぐためにも、今回こちらでご紹介した内容が参考になれば幸いです。
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