具体的な整理事例 – 坂戸市での実際の作業とご依頼内容

こちらのページでは、坂戸市で当店をご利用いただいたお客様の具体的な事例をご紹介します。

実際の作業内容とご依頼内容を通じて、家財や荷物整理に関するお客様の体験談や相談内容を詳しくご紹介します。

今直面している皆様方が、今後どのような方向性で進められるか、ご参考いただければと思いまして事例としてご紹介しています。

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長女が知らなかった父親の生命保険・空き家対策・故人の部屋にある財産の事例

3つの事例を解説します。
1件目は、7年前に亡くなった父親の部屋から数冊の手帳が見つかり、なかを確認したところ「娘さんが知らなかった父親の生命保険があった」例です。
部屋で注意して頂きたいこともありますので、ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。

2件目は、だれも住む予定がない実家が時間が経過すると空き家に結びつくことが多くあります。
一方で市内では最近、空き家等除却費補助金制度が使いやすくなっている事例です。

最後は、亡くなった方の部屋には遺族が知らなかった故人の財産が残されていることが多いなかで、昔の株券などを発見したの事例です。それでは、それぞれの具体的な事例を詳しくご紹介します。

長女が知らなかった父親の生命保険】

市内には、市営住宅や県営住宅、UR賃貸住宅が多く立ち並ぶ地域があります。当店は、以前東武東上線沿線に本社があった影響もあり、現在でも、ありがたいことに多くのお問合せを頂いています。

東武東上線、坂戸駅

団地以外の地域からの依頼もあり、例えば、さかどっちワゴンが通る地区からのご依頼もあります。
この日は見積もり営業車がメンテナンス中だったため、駅から「さかっちバス」を利用して現地に向かいました。

通常は車で移動していますが、公共交通機関を利用することで、地域の方々の日常生活に触れることができました。
現地に到着すると、依頼者の長女の方から迎えられました。

さかっちバス

今回のご依頼は、戸建ての4DKの実家の片付けでした。ご依頼頂いた長女の母親が先々月に亡くなり、49日を過ぎたため、部屋の整理を進めることになったそうです。

今後は、長女は実家に住む予定がなく、家を売却することを決めていました。
戸建ての持ち家の場合、実家の整理を先延ばしにすると空き家になることもあるため、早めの対策は空き家問題を防ぐ意味でも非常に重要です。

作業初日、早朝から作業を開始しました。長女の方からは「家には大した財産はないです。」と笑って迎えられましたが、進めていくうちに、父親が使っていた部屋から数冊の手帳を発見しました。

その手帳には、同じ生命保険会社の担当者の名刺が挟まれていて、父親が生命保険に加入していた可能性があると感じました。

長女の方にに確認すると「父が保険に入っていたことを聞いたことがない」とのことでした。念のため、保険会社に問い合わせるよう勧めました。

現場で見つかった父親の店長

保険法では、保険金の請求権は被保険者が死亡してから3年を経過した時効によって消滅すると定められています。

ただ、実家の片付けや整理の最中に、初めて身内の保険の存在を知った場合、保険会社に相談することで、請求が認められる可能性があります。
今回のケースでも、父親が亡くなったのは7年前でしたが、保険金の請求が可能であることが判明しました。

そういったこともありますので、亡くなった方の部屋を片付けたり整理する際には、金融機関から届いたはがき類はもちろんのこと、故人が残したメモや記録があれば、中を確認するようにしてください。

必ずしも何かが見つかるとは限りませんが、店長の内藤は今の仕事を23年間続けていて、家計簿に銀行への入金と出金が書かれていたメモを見つけ、銀行預金の存在がわかったケースも経験しています。

戸建て作業は3日間に及びましたが、最終日にお客様の保険会社との交渉状態を確認したところ、支払われる方向で進んでいるとのことでした。

亡くなった人の部屋には、遺族が知らなかった財産や重要な書類が残されていることが多いと改めて実感しました。

実家の荷物を整理する際には、書類関係をしばらく保管しておくことが大切です。

空き家等除却費補助金制度・住宅体工事】

最近、空き家問題がクローズアップされています。戸建ての家を片付けた後、誰も住む予定がない場合、その家は時間とともに空き家となってしまうことも関係しています。

今回ご依頼頂いたお客様は、実家にひとりで暮らしていた弟さんが亡くなり、兄は都内で住居を構えているため、実家を片付けた後に解体工事をするご依頼でした。

ちなみに、当店は遺品整理業者ですが、住宅解体工事もお請けしています。家財整理・片付け後の住宅解体工事 – 詳しくはこちら

ご依頼いたたいたお兄さんは、当初は、両親が住んでいた家を整理し、売却する予定でしたが、やはり実家に愛着があって、解体する方向に気持ちが傾いていきました。

市内では、誰も住んでいない家を自治会で管理している看板を見かけることがあります。

自治会が管理している看板 (場所の特定を避けるため、オリジナル写真の背景にモザイク処理を施しております。)

このような家は、自治会の管理が行き届いており、一定の安全が保たれています。こうした取り組みが増えてきており、自治会による管理の看板を見かけることも多くなっています。

ただ、時間が経つにつれ、建物の老朽化が進み、家の安全性が低下してしまうことがあります。
そのため、市内では「空き家等除却費補助金制度」があります。

この制度は、空き家を解体する費用を一部補助するもので、一定の利用条件がありますが、より利用しやすいようになっています。坂戸市空き家等除却費補助金制度のご案内

実家を片付けた後に、しばらく住む予定がない場合には、空き家にならないような対策は大切な問題です。

知らず知らずのうちに、放置することでリスクが高まり、管理が行き届かない場合には地域全体に影響を及ぼすこともあるからです。そのため、解体工事を行い、土地を更地にすることで新たな活用方法が生まれる可能性もあります。

解体工事後の更地

故人の部屋にある財産事例】

亡くなった方の部屋では、思いもよらない財産が見つかることがあります。
今回は、遺族が知らなかった故人の財産として、昔の株券が出てきた事例についてお話しします。

2021年1月5日以降、紙の株券は全て無効となり、電子化が進められましたが、特定の条件下であれば、その権利を復活させることができます。

まず、単元未満株式についてご説明します。
単元未満株式とは、通常の売買単位に満たない株式のことを指します。2021年1月5日時点で単元未満株式をお持ちの方は、その株式の価値を買取請求することで現金化することができます。
買取請求の期限は2026年1月4日までですので、まだ期限内であれば、買取請求を検討する価値があります。

次に、特別口座に記録されている株式についてです。2021年1月5日時点で紙の株券が証券保管振替機構(ほふり)に預託されていた場合、その株式は特別口座に記録されています。

この特別口座に記録されている株式は、名義変更をすることで現在の持ち主が権利を主張することができます。名義変更の手続きは発行会社によって異なるため、詳細については各発行会社に確認することが必要です。

ただし、注意が必要な点もあります。上場が廃止されている株式や、過去に発行された株券の中には、現在では無価値となっているものも存在します。

そのため、見つかった場合には、発行会社または証券会社に問い合わせを行い確認することをお勧めします。

銀行の株券

また、現場で発見された株券の中には、既に無価値となっているものもありました。これらについては、遺族の方が「記念として」保管しておくと伺いました。

【お客様事例から当社サービス】

3つの事例をご紹介しました。
まずは、7年前に亡くなった父親の生命保険の存在です。生命保険の請求期間は、3年以内の決まりがありますが、故人が保険に加入していた事実のことを部屋を整理していた最中に「初めて知り」それにより、保険会社との交渉が進んだ事例でした。

2件目は、市内の空き家等除却費補助金です。空き家を管理する際に、市が協定している「シルバー人材センター」があります。その一方で補助金制度も用意されています。

最後は、亡くなった方の部屋にある財産です。
未だに「箪笥のなかに株券」が残っていることがあります。
価値がなくなってしまった物もありますが、相続人が引き継げるケースも、現時点ではあります。(2024年7月9日時点)

そのため、部屋から出てきた際には念のため、証券会社もしくわ専門機関に問い合わせして頂くことを皆様にお伝えしています。

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これらの事例が、同じような状況に直面している方々の参考になれば幸いです。

当社はお客様一人ひとりの事情に合わせたサービスを提供し、安心と満足をお届けしています。お困りの際はぜひお気軽にご相談ください。

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