具体的な整理事例 – 西区での実際の作業とご依頼内容

亡くなった方の整理作業は、故人の思い出を大切にしながら、遺族の方が新たな一歩を踏み出すための大切なプロセスです。

こちらのブログでは、私たちが西区の部屋で体験したそれぞれの出来事と、ご相談事例をご紹介します。
実際の作業内容とご依頼内容を通じて、家財や荷物整理に関するお客様の体験談や相談内容を詳しくご紹介します。

整理を進めようとお考えの皆様が、今後どのような方向性で進められるか、ご参考いただければと思いまして事例としてご紹介しています。

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実家の片付け・公団での作業・家財道具の整理と処分の3つの事例

まず、長年にわたり実家に住んでいた母親が亡くなり、ご依頼があった事例です。

次に、公団住宅での作業でした。85歳の母親が亡くなった後、残された家財の整理を行いました。そして最後に、生前整理を希望された60代の方のご相談事例です。

ご自身の将来を見据え、不要な物を整理することで、身軽な生活を送りたいという思いを持たれていました。

それぞれのご家族がどのように整理を進め、どのような感情や思い出と向き合っていたのか、具体的な事例を通じてお伝えします。

大掛かりな実家の片付け】

大掛かりな実家の片付け現場の作業を行った事例です。依頼者の長女の方から、「母は本当に物を捨てない人だったので、一つの部屋が物置代わりになっていた」と伺いました。その言葉通り、見積もりに伺った日に分かったのは一部屋は確かに物で溢れかえっていました。

店長内藤

長女の方は、西大宮駅近くの実家に、今後誰も住む予定がないため、空き家になる前に実家を解体工事し、売却する予定だと話されました。最近では、家を売却する際に解体工事を行うケースが増えています。新たな購入者が新しい家を建てやすくするためです。

作業当日、部屋に入ると、長年の思い出が詰まった品々が山積みになっていました。写真アルバムや古い雑誌、使われていない家電製品など、多種多様な物が混在していました。

お客様と共に、一つ一つ手に取りながら、思い出を振り返りつつ整理を進めました。「これは母が若い頃に使っていたカメラです」と、懐かしそうに語る依頼者の表情が印象的でした。

特に感動的だったのは、母親が大切にしていた衣類を整理する時です。依頼者の方は、「この着物は、母が特別な日に着ていたものだから、取っておきたい」とおっしゃり、慎重に選びながら仕分けを行いました。私たちもその思いに応えるべく対応しました。

母親が大切にしていた着物

作業が進むにつれて、部屋は次第に片付き、広々とした空間が現れました。依頼者の方も、「これで心置きなく、家を手放すことができる」とほっとした表情を見せてくださいました。

遺品の整理は、ただ物を処分するだけでなく、故人との思い出を大切にしながら進める大切な作業です。私たちは、お客様の気持ちに寄り添いながら、丁寧に作業を進めることを心掛けています。
遺品整理後の住宅解体工事

公団現場での作業事例 】

公団住宅の階段現場で、父親が亡くなった後に一人で住んでいた母親が亡くなられたため、整理を行いました。
85歳の母親は、長年の住まいであるこの公団住宅で足腰が弱くなり、階段の上り下りが厳しくなっていたそうです。長女の方から、「母は最後の数年、本当に階段を上るのが辛そうでした」としみじみと語られました。

公団の階段

現場に到着した私たちは、まずお部屋全体の状態を確認しました。母親が長年住んでいたこの場所には、多くの思い出が詰まっていました。
家具や家電、衣類、そして小さな飾り物まで、すべてが母親の生活の一部を物語っていました。
整理を進める中で、長女の方が母親の形見を一つずつ丁寧に見ている光景が印象的でした。

特に形見に何を持ち帰るかについて、長女の方はとても迷われていました。当初は母親が大切にしていた着物などを考えていたようですが、「実際には着る機会がないので、どうしようか」と悩んでおられました。

形見になった絵

そんな中、私たちは玄関に飾られていた一枚の絵を提案しました。「この絵であれば、自宅に飾っていつでもお母様を思い出せますよ」とお伝えすると、長女の方はほっとした表情を見せてくださいました。

その絵は、母親が生前に特に愛していたバラの画でした。長女の方は、「母がよくこの絵を見ながら過ごしていたんですね」と懐かしそうに話してくれました。

最終的には、長女の方と共に作業を終え、「これで母との思い出を大切にしながら、新しい生活を始めることができます」と笑顔でおっしゃっていただきました。私たちは、その言葉にとても心を打たれました。

家財道具の整理と処分】

60歳前後の方からご依頼がありました。見積もりに伺った際、依頼者の方から「遺品整理の生前予約はしていますか?」と尋ねられました。
ただ、私たちは葬儀などとは異なり、生前予約という形式はない旨をお伝えすると、「自分にもしものことがあった場合、周りに迷惑をかけたくないので、荷物を減らしておきたい」と伝えられました。

依頼者の方はおひとりの方で「自分に何かあった時には、妹夫婦に部屋を片付けてもらうことになり、迷惑をかけたくない」と話されました。

マンション外観(周りの方のプライバシー保護のため、オリジナル写真に一部モザイク処理を施しております。)

そのため、身の回りの使っていない物を整理することを決めたようです。確かに、一人で3LDKのマンションに住んでおり、そのうちの一部屋は洋服が床にも置かれている状態でした。

当日、私たちはお客様の部屋に伺い、まずは全体の状況を確認しました。整理を進めるにあたり、一緒に部屋を確認して、不要な物と必要な物を区別していきました。

床の上には、はほとんど着ていない洋服がぎっしり詰まっており、「これらはもう着ないので、大半を処分したい」とのことでした。

整理を進める中で、お客様から「自分にとって本当に必要な物を見極めることができるようになったと」と伺いました。

当初は洋服を中心にというお話でしたが、「この家具はもう使っていないから手放そう」「この本は大切な思い出があるので残しておこう」といった具合に、一つ一つ進めていきました。

昔旅行先で購入されたお土産や、友人から贈られたプレゼントなど、それぞれにまつわる話を伺いながら進めることで、お客様の心の整理が進んでいる様子でした。

生前整理マンガ

最終的に、部屋全体がすっきりと片付き、依頼者の方も「これで安心して生活を続けられる」と安堵の表情を見せてくださいました。片付けを通じて、自分が本当に必要な物を見極め、生活の質を向上させることができると実感されたようです。

作業を通じて、お客様の心の負担を軽減し、より安心して生活を送れるお手伝いが出来て私たちも嬉しく思いました。

お客様事例より当社サービス】

今回は、3つの作業事例をご紹介しました。まず、40代の女性からご依頼頂いた事例は、母親が物を捨てられない性格だったため、一つの部屋が物置状態になっていました。

一つ一つ整理を進めることで、感情的な負担を軽減し、実家の解体と売却に向けた準備が整いました。

次に、公団住宅での作業でした。85歳の母親が亡くなった後、長女の方からご依頼がありました。母親が足腰が弱くなり、階段の上り下りが厳しかったとのこと。

形見として何を持ち帰るか悩んでいた長女の方に、玄関の絵を提案し、それを家に飾ることにしました。これにより、母親の思い出を大切にしながら、新しい生活を始める準備ができてほっとしました。

最後に、生前整理を希望された60代のお客様の事例です。お客様は独身で、自分にもしものことがあった場合に妹夫婦に迷惑をかけたくないという思いから、家財の整理を含めた荷物を片付けました。

3LDKのマンションの一部屋が洋服でいっぱいになっていたため、不要な物を整理し、本当に必要な物だけを残すことができました。

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これらのご相談事例を通じて、整理に直面している方々にとって、安心して任せられるサービスを提供しています。お困りごとがありましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。

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