遺品整理の埼玉中央店長の内藤です。よくご質問をいただく遺品整理と不用品回収の違いについてご説明します。違いを知って、ご自身にあった業者を選ぶ基準の1つになると幸いです。
遺品整理と不用品回収の違い
遺品整理と不用品回収は、一見似ているようで実際には異なる目的と特徴を持っています。2002年より遺品整理業界で、21年以上の実績から分かった知識を皆様と共有しお役に立てれば幸いです。
目次
遺品整理とは?
遺品整理は、亡くなった故人が残した財産や、その部屋をきちんと整理し、適切な次のステップに移行するという手続きを指します。
その詳細な作業は、故人の私物の仕分けから始まり、部屋全体の整理までを含みます。この作業には故人の親族が主に関わりますが、それには注意が必要です。
その理由は、故人の部屋には様々な財産が残っている可能性が多いからです。
具体的には、故人が遺した「現金、貴重品、預金通帳」、そしてその他の価値を持つ可能性がある遺留品などが存在するかもしれません。
これらに対しては、遺族が注意深く、丁寧に扱う必要があります。
そして、遺品整理の目的は、故人が遺した品物を適切に処分または保管し、故人の意志を尊重することで、ご遺族が次の生活ステージへ進むことです。
しかし、故人が既に亡くなっているため、残された品物の具体的な位置や内容を特定するのは難しいことが多いです。
この状況は遺品整理の特徴の一つです。そのため遺族は、何がどこにあるのか確定できない状態で作業を進める必要があります。
その結果、遺品整理は遺族に対して精神的、物理的な負担をもたらすことがあるかもしれません。
ただ、これは同時に故人への最後の敬意を表す重要な機会です。
不用品回収業者の特徴
不用品回収は、生活の中で不要になった物を処分することを目的で業者などに引き取ってもらうサービスです。
家庭やオフィスで使われなくなった家具、家電製品、衣類などが対象です。
また、不用品回収業者に依頼がある状況は「引越し」等で不要になった家電類など廃棄するケースなどがあります。
一般的に不用品回収業者は遺品整理業者とは異なり、主に故人の遺品を扱うことは少ないです。
そのため、業者に依頼した際には遺族の感情や貴重品の探索をすることはありません。部屋から荷物を運び出す作業は似ていますが、部屋の中を整理する時間や方法が全く異なるのです。
まずは遺品整理と不用品回収の違いを理解してください。そして、それぞれの特徴を知っておいてください。
以下では、遺品整理と不用品回収についてさらに詳しくご説明します。
遺品整理の特徴
遺品整理にはいくつかの特徴があります。
まず、故人の遺品を敬意を持って整理する進める必要があります。
これには、故人が大切にしていた品物や思い出の品を丁寧に扱い、保管や処分の方法について慎重に進めることが含まれます。
また、遺品整理の過程で遺族の方が途中で立ち止まってしまうことがあります。
遺族にとっては、今まで不要に見えていた親の持ち物が遺品になると光景が変わるからです。
そのうえで、遺品整理には法的手続きや遺産分割に関連する要素も含まれています。
そのため、故人の遺産や遺志に関連する書類は、遺族が遺産分割や相続税の手続きを行う際に必要となるので、丁寧に整理し保管する必要があります。
● 遺品整理の対象となる物
対象となる物には、さまざまな種類があります。故人が遺した物品は、家具、家電製品、衣類、書類、思い出の品など多岐にわたります。
行う際には、これらの物品を一つひとつ確認し、故人の意思を尊重しながら適切な処分や保管方法を決定します。
● 遺品整理の目的
遺族が遺品を適切に処分・保管し、故人の意思を尊重しながら次のステップに進むことが出来ることを目的としています。
まとめ
遺品整理には、2つの重要な要素が含まれます。
第一に、故人が遺した品物を手厚く整理し、形見として残すものを選ぶこと。
第二に、部屋に残された財産に関連するものを発見し、相続手続きを行う事です。
一般的な不用品回収業者
たくさんの不用品がある場合や、大型の家具や家電などの処分が必要な場合は、専門の業者に依頼することが効率的です。
まず、家具や家電製品、衣類、書籍など、取扱いは多岐に渡ります。
そして、不用品回収業者を選びの際には、サービス内容や対応の良さも考慮して選んでください。
不用品回収業者に依頼することで、時間と手間を大幅に節約することができます。
ただし、不用品回収業者を選ぶ際には注意も必要です。
悪質な業者も存在するため、料金の明瞭性やサービス内容、口コミを確認することが重要です。
業者の作業内容の違い
遺品整理業者と不用品回収業者は、どちらも部屋の不用品に関わる業者ですが、役割やサービス内容に違いがあります。
遺品整理業者は、遺品の整理や分別、遺族の相談対応、幅広いサービスを提供しています。
一方、不用品回収業者は、主に不要な品の回収や処分を行うので、遺品整理業者ほど総合的なサービスは提供していません。代表的な違いは、以下の要素です。
遺品整理 | 不用品回収 | |
---|---|---|
現金・預金通帳を見つける作業 | ○ | × |
必要品と不用品の分別 | ○ | × |
貴重品の捜索 | ○ | × |
住宅解体工事 | ○ | × |
相続の相談 | ○ | × |
遺言状の探索(※必要に応じて) | ○ | × |
相続の際の専門家(司法書士、税理士等)の取次ぎ(※業者によって対応異なる) | ○ | × |
車・バイクの処分 | ○ | △ |
畳替え・リフォーム | ○ | △ |
作業後の室内清掃 | ○ | △ |
雛人形の処分 | ○ | △ |
本格的なハウスクリーニング | ○ | △ |
※住宅解体工事は、実家の遺品整理と同じタイミングで行われることが多いです。
関連リンク集:さいたま市の遺品整理業者が扱う、住宅解体工事
遺品整理業者と不用品回収業者の料金体系:費用の違い
● 遺品整理の料金体系:詳細について
遺品整理は、故人の遺品を丁寧に整理し、貴重品の捜索や遺族との連携を行うため、作業に時間がかかります。
また、遺族の感情に配慮し、故人に対する敬意をもって作業を進めることが求められます。
そのため、遺品整理業者の料金は、作業内容や作業時間に応じて設定されます。
1.基本料金
遺品整理業者は、基本料金を設定していることが一般的です。これには、作業員の人件費や車両費、作業中の保険料などが含まれます。
2.作業時間に応じた料金
遺品整理業者は、作業時間に応じて料金を設定することがあります。
これは、遺品の量や状況によって作業にかかる時間が異なるためです。作業時間が長くなるほど費用が高くなります。
例えば「母親が身に着けていたネックレスが見つからない・見つかっていない預金通帳があるので探して欲しい」などの要望によって、作業時間に影響があることがあります。
● 不用品回収の料金体系
一方、不用品回収は、遺品整理と比べるとシンプルな作業が多いです。
料金体系も、処分する不用品の量や種類、処分方法などによって費用が決まります。
● まとめ:
遺品整理は、貴重品の捜索や遺族との連携が必要なため、不用品回収に比べると料金が高くなります。
一方、不用品回収は、不要な物を処分するだけのシンプルな作業であるため、料金は遺品整理に比べると比較的安くなります。
「荷物の持ち主が亡くなっている」遺品整理に対して、不用品回収は「自分の持ち物を処分」するケースが大半なので、作業時間が違ってくるからです。
円滑に進めるためのコツ
遺品整理は故人の遺品を整理する重要なプロセスですが、感情的に辛くなることもあるため、適切な手順と注意点を押さえておくことが重要です。
以下では、遺品整理を中心に、円滑に進めるためのコツと注意点を5つ紹介します。
1.初めに形見分けを決める
遺品整理を始める前に、遺族が形見分けを行うことが大切です。
形見分けを通じて、遺族は故人との思い出を振り返り、感謝の気持ちを込めて遺品を選びます。
形見分けを先に行うことで、どの品物を保管するか、処分するかの判断が容易になり、整理作業がスムーズに進むことが期待できます。
2.遺品整理を行うのは、49日後が多い
遺品整理を行う時期には特別な決まりはありませんが、一般的には故人の死後49日を過ぎた頃に行われることが多いです。
この期間は、遺族が喪に服す期間とされ、仏教における49日法要とも関連しています。
この法要の終了後、故人の魂が新たな段階へと進むとされるため、遺族も心の準備が整い、故人を偲びつつ遺品整理に取り組むことができます。
また、この時期までに必要な法的手続きや、遺産分割の合意なども進んでいることが多いため、遺品の整理がスムーズに行えることも一因とされています。
3. 一人ではなく、共に。遺品整理は家族の手を借りよう!
遺品整理は、亡くなった人の物品を整理する行程で、多くの人にとっては感情的に非常に厳しい作業となります。
故人の思い出に触れることで、一人で進めると精神的な負担が大きくなることが一般的です。
故人の遺した品々には、生前の姿や共に過ごした時間の記憶が詰まっています。
そのため、その品々を一つ一つ手に取り、整理する作業は、遺族にとって心の奥深く触れるものであることが多いです。
一人でこの作業に取り組むのは、情緒的にも物理的にも困難であることが多ので、兄弟や親戚などと一緒に実家に向かい、遺品整理を行うことが望ましいです。
4. 亡くなった人の預金通帳にご注意!
昔は、同じ銀行に複数の口座を作れたので、故人が生前、複数の銀行口座を持っていた可能性があります。
そのため、見つかっていない預金通帳に注意してください。遺品整理を行う際には、細部にわたる書類や通帳をチェックし、見逃さないようにしましょう。
また、デジタル化が進んだ現代では、オンラインバンキングや電子マネーにも注意が必要です。
5. 資格だけでは測れない、実績と信頼
業者のなかには、資格を取得しているところもありますが、民間の資格であるため、遺品に関する正しい知識が不十分な場合もあります。
そのため、業者に依頼する際には、適切な扱い方を知っており、取扱件数の多い専門業者を選ぶことが安心して任せられるポイントです。
遺品整理を進めるなら埼玉中央がおすすめの理由
信頼できる遺品整理業者をお探しであれば、さいたま市内の業者「遺品整理の中央店に」お任せください。
特徴は次の通りです。
・20年以上の店舗運営と2,150件以上の実績
・元ホテルマンの店長が、お客様の要望に沿ったサービス
・料金は明瞭で、追加料金は一切無し
・信頼性を示すたくさんのお客様の声
最近では、不用品回収業者が遺品の整理を扱うことがありますが、「大掛かりな作業で、自分でどこから手を付けていいのか分からないような状況の際に、遺品整理業者は頼りになる存在です。
元ホテルマンの店長が、お客様の気持ちに寄り添い、丁寧に進めさせていただきます。
▼ こちら短編動画(1分58秒)で、店長内藤が「料金及び作業の流れ」をご説明します。
よくある遺品整理ご質問
他社との大きな違いが3つあります。
1.2002年に初めて遺品整理を行い、2005年より関東で一番初めに、遺品整理に特化した店舗を開始しました。そのため、他社にはない、2000件以上の作業経験があります。
今までの経験から、遺品整理を進める上での注意すべき点を把握しています。
また開業以来、作業効率ではなく丁寧さを徹底し、たくさんのご感想を頂いております。
お客様 直筆アンケート
今までの経験を踏まえ、初めて遺品整理を経験されるお客様に、20年以上ご満足いただける店舗運営を続けています。
2.元大手ホテルマンの店長が実家の遺品整理を自ら経験したことです。
今では多くの業者が存在しますが、運営者が自身の遺品整理を経験したケースは殆ど聞きません。
また、遺品整理業は「葬祭業や運送業、清掃業、リフォーム」から新規参入が多くなったなかで、最良の真心をこめて!こういった心地よい言葉があふれています。
ただ残念ながら、それはネット上の話です。ネットと現実が違う事も、ないわけではありません。
大手ホテルで、サービス業を学んだ店長が、自身で遺品整理を行った経験を原点に「ご遺族に寄り添う」続けています。
ホテル業界出身の遺品整理業者は、他の業者にはないのが特徴です。
他社との大きな違い
3.店長の内藤が御見積から当日の作業まで一貫して行います。
理由は見積りに伺った担当者は遺族のご要望を伺っています。
業者によって見積り担当者と作業員が違うことがありますが、それではご遺族の要望が伝わりづらいことがよくあります。
元大手ホテルマンの店長が、ホスピタリティ経験豊富なスタッフともに作業します。
元ホテルマンが運営する 遺品整理の埼玉中央 直通電話 店長が直ぐにお電話で対応します。
☎︎ 048-471-0840
受付時間:平日8:00〜20:00
土日祝 9:00~18:00
料金が決まる基準は3つです。
1.基本作業代金=作業員の人件費
2.処分代金=処分費にかかる代金
3.故人の部屋の状況です
間取り別料金相場
1K 2名 38,000円~
2K 3名 88,000円~
3K 4名 140,000円~
店長が必ず見積り伺い対応しておりますので、ご不明な点はお気軽にご連絡ください。
遺品整理の埼玉中央 料金表
価格は最安値と断言できませんが、常にリースナブルな価格で提供しています。
ユーチューブ参考動画:(4分59秒)同じ荷物量で、1日で終える業者、2日費やす業者の違い
遺品整理の埼玉中央 直通電話 店長が直ぐにお電話でお答えします。
☎︎ 048-471-0840
受付時間:平日8:00〜20:00
土日祝 9:00~18:00
2005年には、遺品整理の店舗は関東に1社も専門業者はありませんでしたが、最近では「比較的容易」に取れる「民間資格」などを取得して「異業種」からの新規参入業者が多く存在します。ただ、残念なことですが、遺品整理を本業としていない業者もいます。
こちらで、お客様に分かりやすく、2つの見分け方をお伝えします。
見分ける2つのポイント
1.遺品整理が本業ではない業者ホームページの特徴は、ページ内に遺品整理以外の写真が多く入っています。
例えば解体工事・リフォームなどが本業であれば「リフォームまで行います!」などの表現が、サイトに散りばめられています。本業がリフォーム業の可能性が強いからです。
逆に、遺品整理が本業である業者のページには、遺品整理以外の写真を入れるケースは滅多にありません。
ユーチューブ参考動画①(4分38秒):遺品整理が本業ではない、業者の料金ページは価格幅が大きい
ユーチューブ参考動画②:遺品整理が本業の業者ホームページの特徴
2.何でも買い取りできるような表現にご注意。
最近、何でも買取り対象です!サイトで快い言葉もあふれています。
ただ、現実が違うことも、ないわけではありません。
大手リサイクル業者には、いろいろな買取り依頼がありますが、そこには一定の買取り基準があります。その基準は、商品を購入する方がいることが前提になっています。
何でも買い取れることを全面的に出す業者の一部に、本業が遺品整理業ではないケースがあります。そのため、料金価格の幅が大きい特徴があります。
そして、遺品整理以外の「サービス」を勧めてくる事がありますのでご注意ください。
ご興味あるお客様に動画をご用意しましたのでご参考ください。
参考動画(3分10秒):買取り基準について正確なことをお伝えします
故人と離れて暮らしている方は、とても多いです。
当社に依頼される方も4人におひとりは、遠方にお住まいの方です。
下見をするときに、可能であればお立ち合いください。
店長内藤が現状を確認し、費用を確定し、その場でお見積もりをお渡しします。
「遺品整理の作業日と最終日」「遺品として何を残すかの確認」「作業当日の段取り」以上3点をご説明します。
説明にご納得いただけた場合に、店長がカギをお預かりします。
ご要望を含め店長にお申し付けください。
例えば故人の部屋で「小さな箱の1つ1つ」を確認するには時間がかかります。
反面、スピード重視で行う場合は時間が大幅に短縮されます。そのため、同じ間取りでも業者によって、3日かける業者と1日で終える業者が存在します。
遺品整理業者選びにも関わりますが、仮に業者のページの中で、間取り〇〇K 〇時間、料金及び作業時間をいい切る業者のなかには、残念なことですが「時間を最優先」することがあります。丁重な作業とはならないことがあるので、避けた方が無難です。
ネット上で、新型コロナウイルス対策万全!快い言葉もあふれています。
ただ残念ながら、ネットに書かれていることが違うことも、ないわけではありません。
そのため、当店が行っている独自のウイルス対策を全面公開しています。
新型コロナウイルス対策の詳細
また昨今の状況で「電車で現地にお越しいただくことに不安」を感じている方が多くいらっしゃいます。
店長内藤がご遺族に代わり、部屋に伺い見積もりをお出しする新たなサービスも行っています。
ご不明な点は店長内藤までお気軽にお問合せください。
遺品整理の埼玉中央 店長までお気軽にご相談ください
☎︎ 048-471-0840
受付時間:平日8:00〜20:00
土日祝 9:00~18:00