
生前整理、遺品整理の仕方 時期 よくある質問
遺品整理の進め方については、皆様初めて行う方が方多いため、どのような手順でどう進めていったらよいのか? ご遺族の方からすると「分からないことばかり」です。
ここでは、ご遺族からよくある質問で、遺品整理を進める際の仕方・進め方と業者に依頼する際の注意点をお伝えします。
(店長 内藤の著書より一部抜粋)
1.ご遺族の方が行う際の遺品整理の仕方 注意点
① まずは兄弟の合意をとる
遺品整理を進める際に、近くにいる兄弟が良かれと実家を見に行って進めると思わぬトラブルになることがあります。
「親から聞いていた財産のが見つからない」など火種になるケースもありますので、必ず兄弟間の合意が取れてから進めるようにしてください。
② 実家を下見した際に、今後の仕方と進め方の方向性を決める
親が残した膨大な遺品を目の前にすると「いったい、どこから手をつけたらいいのだろう?」「どこに何があるのかわからない」
遺品整理を進める際の進め方を見失うことがあります。そのため、
・初めから業者に依頼するか
・ある程度自分たちで進めてから業者に依頼するか
・全て自分たちで行うかなど、方向性を決めることが大切です。
2.遺品整理の進め方 部屋での注意点
① 部屋での注意点 親の預金通帳と現金・貴重品
著書にも書きましたが、現金が見つかる場所には「父親の上着のポケット・母親のバック・リビングのローボード・時には、本の隙間及び旅行のガイドブックに現金が挟まっている」こともありますのでご注意ください。
② ご近所・管理人に挨拶
戸建ての場合は空き家になっていることもあるため、ひと声かけておくとご近所の方も安心します。また集合住宅では管理人及び自主管理の集合住宅の場合は「理事長、自治会長」さんへのご挨拶がかかせません。
③ 晴れの日を選ぶ
ご遺族の方が遺品整理を進める際には、できれば晴れの日を選んでください。
理由は「家が締めっぱなしになっているので窓を開ける必要がある。雨の日よりも天気がいい日の方が、遺品整理をする際の気持ちの負担」が減るからです
遺品整理業者に依頼する際の注意点
① まずご注意頂きたいのは、遺品整理に関する国家資格は存在しません。(2022年9月20日時点)その代わりに、通信教育で取得する、民間資格は多々存在します。ただし、あくまでその民間団体が認定した資格です。
(通信教育で取得する、民間資格について、こちらのページでマンガで解説します。
② 遺品整理はしっかり行えば、3日以上かかることも
遺品整理は亡くなった方の部屋を片付けて整理するため、自分の荷物とは違い「どこに何があるか分からない」ことも多々あります。
現金
預金通帳
生命保険勝訴
クレジットカード、キャッシュカード
実印
有価証券
不動産売買契約書
健康保険証
契約書類などを1つ1つチェックしながら整理する仕方と、業者が作業効率を優先して行う場合では、倍以上の時間が現れることがあります。
そのため「どこまで、自分たちに関わってくれるか」が業者選びのポイントです。
住宅解体工事はできますか?
最近、よく頂くご質問です。当店では、遺品整理をご利用頂いた方限定で、住宅解体工事も行っています。詳しくは⇒ こちらをご覧ください
遺品整理の料金とよくご遺族から頂くご質問を短編ユーチューブでも公開しています。ご参考になれば幸いです。
- 遺品整理士とはどんな資格ですか?
- 最近、お客様からの疑問、よくある質問
遺品整理に供養はどこまで必要ですか?お客様からの疑問、ご質問があったので由緒あるお寺の僧侶に確認しました。
- 遠方に住んでいて、現地に足を運ぶのが大変です。
何か良い方法はありませんか? - 故人と離れて暮らしている方は、とても多いです。
当社に依頼される方も、4人におひとりは、遠方にお住まいの方です。このような場合、遺品整理はしっかり行ないたいが、現実問題として時間を割くのが難しく、皆さん悩まれることが多いです。当社では次のようにご提案しています。1.電話のお問合せ時:内藤が直接電話にて、費用の概算価格をお伝えし、下見の日時を決めます。
2.下見。所用時間40分(戸建て部屋数が4つ以上の場合には約60分)。下見をする時に、お立ち会い下さい。ここでは内藤が現況を確認し、ご遺族の疑問点に全てお答えします。そしてその場で費用を確定し、お見積をお渡しします。また「遺品整理の作業日と最終確認日」「遺品として何を残すかの確認」「作業当日の段取り」
以上3点をご説明します。説明にご納得いただけた場合に、鍵を内藤に預けてください。3.作業当日。作業当日は、こちらで作業を進めますので、お越しいただく必用はありません。ただ当日に予期せぬ遺品が出てきたり、残すべきかどうか迷う場合がありえます。その時は、ご依頼者の携帯にお電話し、その場で判断を仰ぎます。作業当日にお忙しい場合もあると思いますので、お電話で判断を仰ぐ時間帯は、下見の時に、明確にしておきます。作業当日も、必ず内藤が立ち会います。
4.最終確認日。所用時間20分。最終確認日に、お立会い下さい。残した遺品のご説明、作業日の状況説明、現状のご確認。費用のお支払いと鍵のご返却。以上を内藤が行ないます。
- 【よくある質問・ご遺族の疑問点】しばらくの間、整理が出来なかった部屋でも大丈夫ですか?
- 故人がなくなっても、しばらく部屋をそのままにしておきたい。こう思うのは自然な気持ちですし、3年ほどそのままにされている方も、珍しくありません。
まず最初に、3年程度ならそのままの状態の部屋でも、問題はありません。このような方は、実際にご自分で整理しようとしたものの、片付けているうちに切なくなってきて、途中で止めてしまうことも多いです。
私たちは、故人の遺品を決して雑に扱いません。1つ1つを丁寧な作業で進めますので、どうぞ安心してご依頼下さい。
そしてこのような場合、ご依頼者の方は、「火災の心配があるので、これを機に更地に戻しておきたい。」「また家を住めるように、しっかり直しておきたい。」 このように何かがきっかけで、気持ちを切り替えてご依頼されることが多いです。
また当店では、遺品整理だけでなく、住宅解体工事なども対応しています。必要なことがございましたらお気軽にご相談下さい。
- 【遺品の仕分けは必要ですか?】
そのままの状態で構いません。ご遺族の方が行なう遺品整理と、同じくらい丁寧な作業を行います。
どんな小箱であっても、箱の中に入っている物は全てを開き、中身を確認した上で仕分けをします。作業効率ではなく、丁寧さに徹底いたします。
- 【よくある質問:作業当日までしておくことはありますか?】
遺品として何を残すか、考えておいて下さい。
遺品として何を残すかについては、ご遺族の価値判断による部分が多いです。
いつも肌身離さずつけていた貴金属を遺品として残したいと思う方もいますし、手紙とか、故人が書き残した肉筆に価値を持つ方もいます。作業当日までに、分かるようにしておいて頂ければ、店長が当日対応します。尚、水道は使える状態にしておいてください。
- 【賃貸を退去の注意点、どこまで掃除を行う必要があるのですか?】
築年数、故人が住んでいた状況によっても異なりますが、公団、アパートなどの整理については、必ずしも本格的なハウスクリーニングまで行う必要がない場合が殆どです。
搬出作業後に、お客様がスムーズに明け渡しができるように必ず掃き掃除を行います。また必要でしたら、ご精算の時に店長から退去する際の不動産会社さんなどとの交渉、疑問点についてアドバイスまでさせて頂きますので、安心してお任せください。

