サイトをご覧いただきありがとうございます。店長をしている内藤と申します。
こちらでは、特に公団住宅での進め方の基準と終えた後の注意点についてご説明します。
1つ目は、公団住宅での整理の進め方です。公団住宅の退去基準は民間住宅と異なる点があるので、それを踏まえて進める必要があります。
次に、作業を終えた後の注意点です。こちらは、公団以外の方も注意して頂きたいポイントです。主に故人宛に届く郵便物についてご説明します。
最後は、最近増えている生前整理の事例です。ご高齢者が介護ホームに入居するために、住み慣れた場所から引っ越す方が増えています。
その一方で長年住み慣れた部屋から引っ越しをするには、ご本人の葛藤もあります。これらの事例が同じような状況に直面している方々の参考になれば幸いです。
公団住宅での整理の進め方
当店は開業して23年以上運営している遺品整理業者です。今まで清瀬市内に訪れたことが多く数か月に1度くらい公団で作業しています。
さてここで、公団賃貸住宅を退去する際には、民間の賃貸住宅との違いについてお伝えします。それは、公団住宅には独自の解約手続きと基準があるためです。
まず、契約書を確認してください。解約予告期間や原状回復に関する費用負担については、民間の賃貸住宅とは異なる規定が設けられている場合があります。
出典元:写真AC
そして、退去の意思表示です。契約書に定められた「解約予告期間内」に、退去の意思を管理事務所に伝える必要があります。参考情報 UR賃貸住宅の退去手続き
さらには、公団住宅には入居時に備え付けられていた備品についても注意する必要があります。これらの備品は、たとえ古くなっていても勝手に処分することはできません。公団側の所有物という考え方があるからです。
そのため、退去時には、管理事務所に連絡を取り、備品についても確認するようにしてください。入居当時から入っていたものであれば、勝手に処分するとトラブルになる可能性があります。
当店では、公団住宅での作業を進める際に、今までの経験で「残すもの・処分してはいけないもの」をお伝えしていますが、お客様が進められる場合は、公団住宅の退去手続きは民間賃貸物件と異なる点があることを踏まえて行うようにしてください。
部屋を片付け、整理を終えた後の注意点
先程は、公団を退去する際の注意点をお伝えしましたが、今回は公団以外の方にも役立つ、注意点についてお伝えします。それは故人に届く郵便物です。
賃貸物件の場合、契約期間内であれば、できるだけ郵便物を受け取れるようにしてください。その理由は、亡くなった方宛に公共料金や金融機関からの通知などが届く可能性があるからです。また、未払いの請求書・クレジットカードの支払い明細書などもあります。
そのため、金融機関からの郵便物は、故人の財産を把握するための重要な情報が含まれていることが多いです。例えば、夫婦間であっても、相手側の財産状況を全て把握していないケースもあるので、金融機関からの手紙は必ず確認するようにしてください。それには、郵便物を受け取るために、郵便局に転送依頼を出す方法もあります。
ただ、転送については、ご本人が健在のときにだけ行えるので、遺品の整理のケースではなく実家の片付けの場合に行ってください。
次に持ち家の場合です。誰も住んでいない実家の郵便ポストにガムテープなどを貼ってしまうことがありますが、できれば避けてください。その理由は先ほどお伝えした郵便物は、故人の財産や重要な情報を知る手掛かりとなるからです。
私たちは現場で、これらの注意点をお伝えするようにしています。また、部屋を片付けている最中に郵便物が出てくることがあります。「これは金融機関からなので中を確認して下さい」といったことを必ずお伝えしています。
家財整理と生前整理
年齢を重ねると、階段の上り下りが大変になる方が多くなります。最近では、住み慣れた実家を離れて介護ホームに引っ越す方が増えてきています。
先日、生前整理をお手伝いしたお客様の例をご紹介いたします。80代の女性のお客様が、長年住み慣れた自宅から介護ホームに引っ越すことになりました。作業中は、ご近所の方々が頻繁に挨拶に訪れました。
「おばあちゃん、元気でね・こちらに来たら寄ってね」と声をかけられ、「ありがとう、長い間お世話になりました」と涙ぐむような光景が印象的でした。
現場では、住み慣れた場所に長く暮らすのが一番だと思う反面、体力的な事情がある場合は、荷物の整理が必要になると実感しています。その一方で若い方の引っ越しであれば、新しい環境に比較的早くなれると思いますが、ご高齢者の場合はそこに至るまでの葛藤があると思っています。
そのため、ご相談があった際には、ご本人及びご依頼頂いた方の要望を優先して作業を行うことを心がけています。
実家の片付けの進め方・注意点と生前整理
最後のまとめとしてお伝えします。今回ご紹介した内容では、公団住宅での片付け方法や整理を行う際の注意点、そして最近増えている家財道具・荷物の整理についてです。
1つ目の公団住宅での退去基準は民間とは異なる点がありますので、管理事務所と密に連絡を取るようにしてください。
2つ目は部屋を片付けた後の注意点です。故人の財産を把握するには、金融機関からの郵便物が手掛かりになるので、出来るだけ受け手れるようにすることを業者としておすすめしています。
最後は、最近増えている生前整理です。繰り返しますが、進め方のコツは、ご本人が納得したうえで進めることが大切です。
各事例を通じて、当社がどのようにお手伝いできるか、ぜひ参考にしていただければ幸いです。お困りごとがありましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
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