終活 身辺整理 相談 実家の片付け、さいたま市の遺品・家財整理業者。


当店は、2002年よりさいたま市内で、遺品整理を行っている業者です。最近、増えている作業に「身辺整理」があります。どのような状況でご相談があって、どのように進めていくか、具体的な事案を含めてご説明します。
身辺整理で大切なポイント
身辺整理を進めるときは、目的を明確にすることが大切です。物の断捨離・不用な物を片付けて整理するか、必要な物だけを残しておくか「自分の持っている財産などを改めて見直すか」等、 目的に応じて進め方・考え方が違ってくるからです。
物の断捨離を意識する状況
物の断捨離をする際に、よく言われているのは「数年以上、見ることがなかった洋服・履かなかった靴」は、殆どのケースで処分されることになります。
また洋服以外でも、趣味で購入したもの昔集めていた物なども同様です。
洋服を買った時から、生活スタイルが変わったようなときは、クローゼットなどを整理するとストレスが解消されて身軽な気持ちになれます。収納スペース以外のところにも、服が置いてある場合もあるので、整理すると部屋の風通しが良くなって湿気がこもりにくくなります。
● 進め方について、ご説明します。
① すべての洋服を取り出す
すべての洋服を取り出して、確認します。床や畳の上に取り出してベッドや床に取り出して、場所を確保してください。
② 捨てるか残すの判断基準は、
「捨てる場合」は汚れがあったり、着なくなったもの、サイズが合わなくなったものです。
「残す場合」は、もう一度着る機会があるのかで判断してください。
「思い出」があるものは、収納するスペースに応じて一時的に残しておいて良いと思います。
終活を意識して、身辺整理をする場合
身辺整理と聞いてまずイメージするのは「片付ける・捨てる」です。
ただ、終活を意識した場合の身辺整理は、残された人に「引き継ぐ」という考えが入ります。
遺品整理業者の立場で重要な「終活 身辺整理」には3つの要素があります。
20年以上、亡くなった方の部屋の整理を行い、ご遺族の方と向き合い現場で分かったことですので、ぜひご参考ください。
① 形見分けを意識して、終活 身辺整理
終活を意識する際には「いずれあなたの部屋を誰かが整理する」ことになるので「あなたの物を誰かに引き継ぐ」形見を意識してください。捨てる判断ではなく「あなたの家族に残しておきたい」ことを念頭に考えてください。
物の整理は、断捨離・捨てることを指しますが、終活を意識した際には「思い出を共有」出来るように、あなたが大切だと思った物を周りの人に伝えてください。
実際に遺品整理の現地では、形見分けが決まらないと整理が進まなくなることが多いです。
※ ① そのため、形見を残す・想い出を共有することを意識してください。
② 財産を引継いでもらうための身辺整理
文字通り、財産の引継ぎです。エンディングノートのなかには必ず「財産項目」があります。
それを書き進める際に「当時のこと」を思い出しながら書いて見て下さい。
意外と忘れかけていた「預金通帳・財産」を思い出すことがあるからです。
また、財産のなかには「今は使っていないゴルフ会員権」など、仮にゴルフをしない人が引き継いでも、負担がかかる可能性があるので「負の財産」になりうるものは整理してください。
また、遺品整理の部屋では「遺族が知らなかった預金通帳」よく見つかります。
昭和時代には、同じ銀行に複数支店の口座が持てた時代があったことも影響しています。
そしてご本人が口座の存在に忘れていることもあります。
複数の支店口座を持っている場合、それぞれの口座の管理や利用状況を把握するのは大変です。金融機関によっては管理コストが増えることがあるので、複数の支店口座を1つにまとめることをお勧めします。
まとめる際は、古い口座を解約することも必要ですが、銀行側も口座の移動や解約の手続きをサポートしてくれますので、複数の口座を持っている場合は、ぜひ1つにまとめることを検討してみてください。
※ ②は 引継ぐものを意識して、残しておかない物は整理するようにしてください。
③ 身辺整理で捨てておいた方がよい物
遺品整理の現場では、ときには「遺族に見せない方がいいのではないか」と思われる品々が出てくることがあります。人は誰しも、人には見せたくない物もあるからです。
万一、それを遺族が発見したときには、故人が言われもない誤解を生むことがあります。
何度か、そういった状況に遭遇していますので、もし心あたりがあれば早めに処分することをおすすめします。
遺品整理業者に身辺整理のご相談があるケース
①~③ 「終活を意識して行う場合」のケースは、遺品整理業者の立場としてお伝えしました。
次に私たち業者によくご相談がある2つのケースをご説明します。
1.亡くなることを意識して整理する状況
先日、さいたま市内にお住いの方より、アパートの部屋にある荷物を家財を含め全て処分して欲しいと連絡がありました。下見のためさいたま市のアパートに伺い、ご事情を伺うと入院中に残念ながら余命宣告を受けたと伺いました。
そのため、部屋を明け渡すことを前提として、殆どの身の回りの物を整理することになりました。亡くなることを意識した方からの身辺整理のご相談も、遺品整理業者に多くよせられます。そういった状況では、店長内藤がご要望をお聞きして無理なく整理を進めるようにしています。
2.今住んでいる場所から、介護ホームに入居するケース
こちらは、今まで住んでいたところより、介護ホームに引越しをするケースです。当店にご相談があるケースは、入居後には自宅に戻らないような状況が多いです。その場合は、家財の整理を含めてご相談があります。
ただし、戻らないケースは遺品整理業者に相談がある場合です。当店では「生前整理」も行っていますが、生前整理の場合には、身の回りの持ち物を少なくするケースも多いため、自分が亡くなることを意識することは、身辺整理に比べると少ないように思えます。
身辺整理の3つの注意点
こちらでは、遺品整理業者に依頼がある身辺整理に限定して、大切なことをお伝えします。
1.改めて、身の回りの物に着眼する
改めてお伝えすると身辺整理は、あなたが持っている物を整理し、不要なものは処分することが前提となります。
例えば、3年以上身に着けていない洋服・靴などは、身辺整理でなくても整理整頓の際には殆どのケースで処分されることが多く、遺品整理の際には、押し入れに入れたプラスチック製の容器にある衣類なども、遺族が「形見分けで」持ち帰る遺品以外は処分されます。
誰かが必ずあなたの部屋を片付けることになるので、遺族の負担を減らすために、身辺整理の際には優先して衣類を整理することをおおすすめします。それと並行して、使っていない布団類は処分してもいいと思います。
2.自分の交友関係の見直し
身辺整理を進める際には、今までの交友関係を見直す方が多いようです。その1つに年賀状じまいがあります。ただ、いきなり年賀状を辞めるよりも、相手の方に「ひと言」真意を伝えてから終えるのが無難です。
また、保管していた年賀状を捨てるような時には、書いてある住所や氏名などの個人情報は、他人に漏れないように処分してください。
年賀状に、多くの思い出がたくさん詰まっている場合があるので、処分する際には一度内容を確認して、思い出を振り返ることも大切です。
3.自分の財産をリスト化
今まで2150件の遺品整理を行ってきました。現場で作業をするたびに実感するのは、故人の資産を引き継ぐ人が、故人の資産状況を全て把握できていないケースが多いです。また、遺品整理の現場では「遺族が知らなかった故人の預金通帳」が、平均2冊発見されます。
そのため、同じ銀行の複数ある口座は1つにまとめることをお伝えしました。
あなたの財産があなたが引き継いでもらい人に、バトンが渡るように身辺整理を行う際には、リストなどに分かりやすく残してください。そして、重要な書類・データなどは、もしあなたに何かがあった際に分かるようにしてください。
財産リストを作る際に、自分が持っている全ての財産を含めるようにしてください。預貯金以外では、証券、保険、車両などがあります。
また、近年はデジタル遺品があります。オンラインアカウント・ソーシャルメディアアカウントなど多岐にわたるので、要点だけお伝えしますが「オンライン決済サービス情報・パスワード」等は必ず残してください。誰かに引き継ぐための重要な情報となるからです。
※ 進める際に注意して頂きたいこと
1.ご自身の部屋を整理する際には、個人情報を扱うことになります。進めるときは、個人情報を紛失したり漏洩したりしないようにご注意ください。
2.身辺整理は、持ち物を整理する際に思い出が蘇ってくることが多いです。過去の自分と向き合いことになるからです。
そのため、体調が良いを選んで無理せず進めるようにしてください。
3.おひとりで進めると思っても不安を抱えることがあります。その際には無理せずに周りの方に話したり、専門家に相談してもいいかもしれません。
4.意外と大切なのは天気が良い日に行うようにしたください。身辺整理を進める際に天候がわるいとモチベーションが上がらないことが多いからです。
コラム:遺族が遺品でつらいと思うことは?
遺族が遺品を整理する際に「最もつらく感じる遺品に」故人の衣類があります。生前は、不要に思えていた親の洋服などが、遺品になると光景が変わるからです。そのため、身辺整理をする際は繰り返しますが衣類・身に着ける可能性が少ない洋服は整理する事をお考えください。
また、賃貸物件などで部屋の明渡しが必要な場合を除いて、持ち家の方の身辺整理は、家具などの家財を残して、優先して身の回りの衣類を中心に整理する方もいらっしゃいます。
ここまでは、身辺整理をする際のケース及び最低限抑えて押さえて頂きたいことを遺品整理業者の見解でご説明しました。
身辺整理を進める方は、いろいろな状況があることを理解しておりますので、状況に応じた対応を行っています。ご不明な点は、店長内藤にお気軽にお問合せください。
身辺整理ご相談ください
業者によっては、料金を提示する人と、当日に身辺整理を担当する人が、別のケースがあります。それでは、自分の要望を伝えても、上手く伝わらないという事態が発生します。これは担当が変わることで、連絡漏れ、意思伝達が上手くいかないことがあるからです。
当店では専任性を採用しています。お見積りから作業まで、一貫して店長の内藤が対応しますので、安心してお任せください。
身辺整理対応地域 : 埼玉県さいたま市 南区 桜区 中央区 大宮 浦和 北区 緑区 見沼区、川口市、川越市、朝霞、志木、上尾、和光、蕨、富士見、新座、戸田、狭山、三芳町、ふじみ野、所沢市、坂戸、鶴ヶ島、東村山、東久留米、清瀬、世田谷、文京区、港区、杉並、板橋、練馬、西東京、大泉学園周辺です。地域以外の方も、身辺整理ご相談ください。
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