亡くなった方の部屋の整理は、故人の思い出を大切にしながら、遺族の方が新たな一歩を踏み出すための大切な作業です。
今回は、当社の整理サービスをご利用いただいた3つの事例をご紹介します。
お客様から頂いた声の後に、担当者が(※内で)現場の状況をご説明いたします。
これらの事例を通じて、具体的な作業の流れやお客様の声をお伝えし、整理作業がどのように行われるかをご理解いただければ幸いです。
最初の事例は、3DKの部屋の整理のご依頼があった60代女性のお客様の声です。
次に、桜区公団住宅の生前整理を依頼された50代女性のお客様の声です。最後に、実家を整理した後に住宅解体工事を予定している60代男性のお客様の声です。
【60代の女性のお客様の声桜区3DKの事例】
昨今の状況でリモートワークが増えている中、大変な時期にお世話になりました。母は使っていない客間の布団も捨てなかったので、荷物の多さに驚きました。
母には黙っていましたが、92歳の実家の母に泊まりに来る人は考えられず、お客さん用の布団はかたくなにとっておくと言っていました。
ほとんど開かずの押し入れの奥から弟の初節句の人形が出てきたときは、本当に驚きました。押し入れを開けると、年代物の扇風機や古い雑誌も次々に出てきました。
人形を引き取らないと言っていた弟に店長さんが、介護ホームなどに寄贈する方法もあると教えてくださり、いくつか問い合わせをした結果、無事に引き取り先が見つかりました。
作業を進めている間、母の大切な思い出が詰まった品々を丁寧に扱っていただき、本当に感謝しています。母も喜んでいると思います。今回の整理で本当に助かりました。(お客様より。)
(※ 部屋によく、客間用の布団が置かれていることがあります。特に高齢の方が来客のために準備していた布団や、座布団が一緒に残されていることが多いです。故人が来客をいつでも迎えられるようにとの思いで、これらの品を保管されていたのだと感じられます。
ただ、ご家族にとっては「もう誰も泊まりに来ることはないだろう」と感じている場合も多いようです。それでも、故人の気持ちを尊重し、布団や座布団をそのまま残しておくケースが多く見受けられます。
こうした状況は、故人とご家族の間にある大切な思い出を象徴しているものかもしれません。)
【50代の女性のお客様の声 桜区公団住宅の生前整理】
84歳の母にとって、4階の階段の上り下りが難しくなっていると実感したので、私たちのマンションに母を引き取ることにしました。母の住んでいた公団住宅は、古い建物でエレベーターがなく、母が苦労して階段を上り下りする姿を見て、昔ははつらつとしていた母も歳をとったと実感しました。
独立した息子の一部屋を母の新しい部屋にするため、実家の家具などは全て廃棄処分することにしました。
母が住んでいた公団では、介護ホームなどに引っ越す人も多く、公団の自治会長さんからも「娘さんと一緒に暮らすのですか?」と言われました。
(※場所の特定を避けるため、オリジナル写真の背景一部にモザイク処理しています。)
作業当日は、会社の方々がテキパキと荷物を運び出す姿を見て、それほど家に物がないように思っていましたが、実際には家財道具の多さに驚きました。特に、大きなタンスや古い家電製品など、予想以上にたくさんの物がありました。
スタッフの皆さんに黙々と作業を進めていただきありがとうございました。
(※ 家財整理や片付けの依頼で特に多いのは、ご両親が介護ホームなどに入居されるケースです。高齢になり、自宅での生活が難しくなった際に、ご家族がそのサポートを決断されることが増えています。
その際、両親が長年住み慣れた自宅を整理し、家財を処分したり、必要なものだけを持ち出してホームに移る準備をすることが一般的です。
ただし、介護ホームへの入居だけではなく、ご両親がご子息や娘さんのご自宅に同居を始めるケースもよく見受けられます。このような場合でも、元の住まいにあった家財を整理する際には、ご両親の思い出を尊重し、ご本人が納得された上で進めることが重要だと現場で強く実感しています。)
【60代の男性のお客様の声 整理後に住宅解体工事を予定】
弟と話して、実家の解体工事をして売却することにしました。長年住んでいた家を取り壊すことは感慨深いものがありましたが、実家の整理を始めました。作業中、内藤さんから「納戸のなかに珍しいものがありますよ」と言われ、見せてもらったのは昔の洗濯ばさみでした。
竹のような素材の洗濯ばさみは、まさに昭和の香りを感じさせるもので、弟も「兄さん、昭和レトロで懐かしいな!」と感慨深げに言いました。内藤さんが丁寧に取り出してくれて、私たちも昔の思い出に浸ることができ、嬉しかったです。
納戸奥から取り出していただいた草履を見て、母が愛用していた姿が目に浮かび、遺品を整理している実感が湧いたので胸が熱くなりました。草履は遺品として持ち帰ることにしました。
いずれ処分するかもしれませんが、今は形見として残しておこうと考えています。(お客様より。)
(※ 実家に誰も住む予定がなくても、そこには両親との思い出がたくさん詰まっているため、しばらくそのままにしておくケースがよく見受けられます。特に、家族の気持ちが整理できないうちは、実家に手をつけることができないということも少なくありません。
ただ、そうした期間が長引くと、「その結果、空き家となり」管理が行き届かなくなることも考えられます。空き家が続くと、建物の劣化や防犯の問題も生じやすくなり、ご家族にとって負担となる場合も多いからです。
このような状況を避けるためにも、両親の形見や大切なものを早めに整理し、実家の今後の方針を早めに決めておくことが重要です。
形見分けが済むと、実家の売却や解体工事といった次のステップが進みやすくなります。家族の思いを尊重しつつも、実家の扱いを早めに考えることで、空き家になってしまうリスクを回避し、よりスムーズに今後の計画が立てられることが多いです。)親の形見分けはいつ行う?時期と注意点
【さいたま市桜区のお客様事例からの当社サービス】
今回ご紹介した3つの事例は、直接お客様から頂いた声です。
3DKの整理をご依頼頂いた60代女性のお客様の声、公団住宅の生前整理を依頼された50代女性のお客様の声、そして整理後に住宅解体工事を予定している60代男性のお客様の声です。
各事例を通じて、皆様方に当社がどのようにお手伝いできるか、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
お困りごとがありましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
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